第22回研究会

主催 近畿化学協会合成部会ロボット・マイクロ合成研究会             
日時 平成15年10月3日(金)13:30〜18:30         
会場 大阪科学技術センター 7階701号              
     大阪市西区靭本町1−8−4 電話 06-6443-5324       
交通 地下鉄四ツ橋線「本町駅」25番・28番出口を北へ約5分       
   または同御堂筋線「本町駅」2番出口を西北へ約10分(うつぼ公園北隣)



─講 演─(13:30〜18:30)


1. 「フルオラスメディア戦略」(13:30〜14:30 )
             柳  日馨 氏 (大阪府立大学総合科学部物質科学科)


 1990年代に出現した有機合成の新コンセプト、フルオラス化学はさまざまな可能性を秘めている。本講演では最近われわれが開発したフルオラスメディアを特異媒体とする新手法を紹介する。

2. 「コンビナトリアル合成における合成支援装置の活用」(14:35〜15:35)
             土井 隆行 氏 ( 東京工業大学大学院理工学研究科)



 環状ペプチド合成に、8連のオートクレーブを使ってパラジウム触媒による環化ーカルボニル化反応を検討した結果、および液晶化合物の合成に、自動合成装置を用いて固相上でのパラジウム触媒による種々のカップリング反応を検討した結果等を通じ、コンビナトリアル合成における合成支援装置の利用法について紹介する。

3. 「製薬・化学分野におけるHPLCのシステム化とその応用事例 ー分取LCMSシステム、 カラムスイッチング前処理システムを中心にー」(15:40〜16:40)
             八巻  聡 氏 ( (株)島津製作所 分析計測事業部)


 医薬品研究の現場では、合成物の純度検定・構造確認または分離精製手段として、HPLCやLCMSが利用されている。近年コンビナトリアルケミストリを用いた自動合成により、 扱う試料数も格段に増え、今まで以上に分析・精製過程にハイスループットが要求されている。また一方でNMR測定のための前処理の省力化や、生体試料中薬物分析の抽出作業など、自動化・オンライン化も求められている。本発表では、様々なユーザの要望に対応した新しいLCシステムの開発事例を紹介する。

─ミキサー─

会場 同所605号室(16:50〜18:30頃)  参加費 2,000円
講演会終了後、講師の先生をお囲みしてアフターディスカッションを行いました。


─連絡先─

   〒550-0004 大阪市西区靱本町1-8-4 大阪科学技術センター6F
          社団法人 近畿化学協会合成部会 ロボット・マイクロ合成研究会
          Tel. 06-6441-5531   Fax. 06-6443-6685
          http://mol.dic.cit.nihon-u.ac.jp/rsfg/
          e-mail:mail@kinka.or.jp