近化高機能材料セミナー
 絶対負けない日本の有機薄膜技術
   〜 有 機 デ バ イ ス の 最 新 動 向 〜

                               【PDFプログラム】

主 催 近畿化学協会 
協 賛 応用物理学会関西支部、大阪科学技術センター、大阪工研協会
     化学工学会関西支部、高分子学会関西支部、色材協会関西支部
     電気化学会関西支部、日本化学会近畿支部、有機合成化学協会関西支部
後 援 先端膜工学研究推進機構


 近年、薄膜技術を用いた有機ELディスプレイ、有機トランジスタ、有機太陽電池、有機センサなど
の研究が精力的に進められています。素子性能は従来のシリコンデバイスには及ばないものの、
印刷技術を使ったプロセスや、フレキシブル、大面積、低コスト化など様々な利点があるため、新しい
エレクトロニクス分野として期待されています。“有機半導体”は1954年に日本で命名され、その後も
日本が世界に先駆けて研究開発に取り組んできました。今回、有機薄膜デバイス分野に長年係わられ、
先導的立場におられる4名の講師の先生方からこの分野の世界情勢と今後の展望について大所・高所
からの話をお聞かせ頂く機会を設けました。関心をお持ちの方々の多数のご参加をお待ちしています。 


日  時: 平成24年 8月 1日(水) 10:00〜18:30
場  所: 大阪科学技術センター8F 中ホール
        (大阪市西区靭本町1-8-4、 電話06-6443-5324)
        〈交通〉地下鉄四ツ橋線「本町」駅25番、28番出口を北へ徒歩約5分、うつぼ公園北詰

−プログラム−
1.「有機薄膜技術の過去と未来」(10:00-11:30)
  産業技術総合研究所 ナノシステム研究部門 部門長 八瀬 清志 氏
 1950年代に日本人によって発見された有機半導体材料の研究開発は、半世紀を経た今や次世代
の薄型テレビや面照明器具、太陽電池としての実用が始まっています。特に、電荷移動型錯体や
導電性高分子などの機能性有機材料、有機薄膜トランジスタ、有機電界発光(EL)素子、有機太陽電池
などの進歩は、先駆的な日本の研究成果の蓄積のたまものです。2011年3月11日の東日本大震災以降
の日本の経済および産業界の復興のためにも、日本起源の「有機薄膜技術」の一層の貢献が期待されて
います。

2.「これからの有機ELデバイス」(13:00-14:15)
  九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター
                           センター長 安達 千波矢 氏

 これまでに、有機ELの発光材料は、蛍光材料、リン光材料と進化を遂げてきましたが、我々は
第三の発光体である遅延蛍光材料(TADF)の開発に取り組んでいます。最近のTADFの進展について、
光物性、EL物性の両面から紹介します。

3.「フレキシブル有機薄膜太陽電池の開発と今後の展開」(14:15-15:30)
        三菱化学(株)理事 情報電子本部
              OPV事業推進室 統括部長 山 岡 弘 明 氏

 軽量、フレキシブルに特徴を有するアモルファスシリコン薄膜太陽電池と、三菱化学で開発を進める
新コンセプトの有機薄膜太陽電池について、その特徴と有機太陽電池高性能化へのマイルストーンを
概説し、市場拡大が見込まれる太陽電池市場での次世代電池としての市場導入を目指した取り組みに
ついて紹介します。

4.「強誘電性分子の薄膜化・分極制御技術と有機薄膜センサ」(15:45-17:00)
         神戸大学大学院工学研究科 准教授 石 田 謙 司 氏
 経済性や利便性を損なうことなく安全安心・省エネを実現するには、エネルギー消費の源でもある
「ヒト」の存在、状況を把握する人感センサが必要となります。本講演では、ヒト検知を担うセンシング
媒体として有機誘電体を用いた鉛フリー焦電型有機人感(赤外)センサを中心として有機センサの現状
と展開に関して紹介します。

アフターディスカッション (17:10-18:30) 於:同所 B1F B101号室 参加無料


定   員  70名(定員になり次第締切)

参 加 費  主催・協賛団体会員15,000円、大学・官公庁5,000円、会員外20,000円、学生3,000円

申込方法 下記用紙に必要事項を明記の上、お申し込み下さい。
  参加費は銀行振込(三井住友銀行備後町支店 普通預金No.1329441一般社団法人近畿化学協会)、
  郵便振替(00930-5-64179一般社団法人近畿化学協会)または現金書留にてご送金下さい。
    *参加申込者には、参加証を送付いたします。(7月中旬)
    *主催・協賛団体会員である会社・工場よりお申込みの場合、参加者個人が会員外であっても会員
      参加費で取り扱います。

申 込 先 〒550-0004大阪市西区靭本町1-8-4(大阪科学技術センター6F)
          一般社団法人 近畿化学協会
      TEL:06-6441-5531/FAX:06-6443-6685/E-mail:mail@kinka.or.jp


近化高機能材料セミナー
  「絶対負けない日本の有機薄膜技術」参加申込書  (平成24年度)

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