第21回有機合成化学夏季大学
                          参加登録 -----> 申し込みのページへ(締め切りました)
                          
                        
第21回有機合成化学夏季大学プログラム

                        ポスターセッションプログラム
                        ポスター掲示の方法(ポスター発表にお申し込みいただいたへ)

 催:有機合成化学協会(関西支部)  共 催:日本化学会近畿支部、日本薬学会近畿支部、近畿化学協会

日 時:平成16年7月12日(月)から14日(水)

会 場:平安会館
      (京都府京都市上京区烏丸通下長者町上ルTEL 075(432)6181
       京都ガーデンパレス
      (京都府京都市上京区烏丸通上長者町上ル龍前町605TEL 075(411)0111

【講演者】(敬称略)
招待講演(氏名50音順)

「動的機能分子触媒による不斉炭素−炭素結合形成反応」   碇屋隆雄(東工大院理工)

 分子触媒は立体化学の制御を含む精緻な機能を有する金属錯体を基本とする均一系触媒であり、グリーンケミストリーを実践するための重要な戦略での一つである。本講演では、酸塩基複合効果に基づく多機能分子触媒の触媒設計指針を概説して、不斉炭素−炭素結合形成反応への展開例について述べる。

「抗MRSAセファロスポリンTAK-599の創製--N-ホスホノ型水溶性プロドラッグへの展開--」   石川智康(武田薬品工業)
 TAK-599は、強い抗メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)活性を有するセファロスポリン誘導体T-91825の N-ホスホノ型水溶性プロドラッグ体である。酢酸1分子を含有する結晶性化合物であり、注射剤としての充分な水溶性とともに、固体および溶液中での良好な化学的安定性を有する。今回の発表においては、TAK-599を見出した研究経緯ならびに合成法について詳述する。

「天然物全合成から医薬化学にむける基礎的展開」   磯部 稔(名大院生命農)

 有機合成化学の進歩は著しい。合成標的を目標とする全合成のような場合もあれば、有機金属や不斉合成のように合成手法の確立を目指す場合、これらを総合して目的物類縁体を短期間に合成する場合など様々である。これらの基礎となる項目を、有機合成を中心にした生物活性発現の分子機構解明のための展開について講演する。具体的には、タンパク質分子の機能を阻害する分子の設計と研究方法論について述べる。

「ニッケル触媒を利用する不斉 Michael 付加反応--二重触媒的反応と単一触媒的反応--」   金政修司(九大先導物質化研)
 最近我々は、求核剤前駆体と求電子剤をそれぞれ触媒量のキラルルイス酸とアミンで活性化する「二重触媒的活性化手法」を報告した。その後、マロノニトリル、ニトロメタン、ジケトンなどの求核剤前駆体が、アミン非存在下アルコール溶媒中で各種ニッケル塩により効率的に活性化され、高エナンチオ選択的 Michael 反応を開発することに成功した。一連の反応を報告する。

「環境にやさしいポリカーボネートプロセスの開発」   東條正弘(旭化成)

 旭化成では、世界で初めてCO2を原料とする非ホスゲン法ポリカーボネート(PC)プロセスを開発し、2002年6月、奇美実業(台湾)との合弁による商業運転を成功させた。CO2、エチレンオキサイド、ビスフェノールAの3つの原料から、高純度・高性能PCと高純度エチレングリコールという2つの製品を製造する新プロセスの特徴について述べる。

「四置換炭素の触媒的不斉構築法の開発と医薬合成」   柴崎正勝(東大院薬)
 
約30年前からの触媒的不斉合成法の発展には驚くべきものがある。しかしながら2004年の現在においても未解決の多くの課題を抱えている。その一つに四置換炭素の触媒的不斉合成がある。我々の研究室では”asymmetric two-center catalysis” という概念のもとに本課題に挑戦し、ケトンからシアンヒドリンの触媒的不斉合成、ケチミンの触媒的不斉ストレッカー反応の開発に成功した。両反応とも工業的応用が可能なレベルにある。本講演ではカンプトテシン、NMDA レセプターアンタゴニスト、オキシブチニン、ソルビニル、セリンプロテアーゼインヒビター等の触媒的不斉合成について紹介する。

「ヘテロ元素の特性を活かした新しい共役系高分子の創成」   中條善樹(京大院工)

 一般的な有機高分子は炭素と水素(一部はそれに酸素や窒素を含む)を主体とした骨格からなっている。これに対して、他のヘテロ元素はその種類も多く、これらを積極的に高分子に導入することにより新しい特性を有する高分子が得られると期待できる。本講演では、このような考え方で合成した、ホウ素や窒素、ケイ素、リン、ヒ素、硫黄、セレンなどのヘテロ元素を主鎖に含む数々の新しいπ共役系高分子について報告する。

「海洋産多環状エーテル系天然物の合成研究」   中田 忠(東京理大理)
 
 赤潮毒としてブレベトキシンBが単離構造決定されて以来、イェッソトキシン、マイトトキシンなど多くの海洋産多環状エーテル系天然物が単離されている。これらの天然物は、エーテル環が梯子状にtrans-縮環した特異な化学構造を持ち、また生体内のイオンチャンネルに結合し強い神経毒性を示すなど顕著な生物活性を有している。これら天然物を合成するための合成戦略及び合成法の開発、更に本系天然物の合成研究について述べる。

「ホウ素化合物を用いる触媒的有機合成」   宮浦憲夫(北大院工)
 
ホウ素-炭素結合あるいはホウ素-ホウ素結合は共有結合性であり通常のイオン反応に対しては極めて不活性である。従って、トランスメタル化反応あるいは酸化付加反応を経る遷移金属触媒反応は、ホウ素化合物の合成およびホウ素化合物を利用する有機合成において有効な手段となる。反応例をもとにホウ素化合物の化学的性質と触媒反応の原理を紹介する。


--Lecture Ship受賞講演--

"A Synthetic Journey Inspired by Natural Products" 
Prof. Pauline Chiu
 (Department of Chemistry, The University of Hong Kong)

"New Reactions: Building Molecular Strain to Access Molecular Complexity"
 
Prof. Marc L.Snapper (Department of Chemistry, Merkert Chemistry Center,Boston College,USA)

"Palladium and Platinum-Catalyzed Addition of Nucleophiles to Unactivated Olefins"
Prof. Ross A. Widenhoefer (P.M.Gross Chemical Laboratory , Duke University,USA)


--奨励賞受賞講演--


「電子移動反応による炭素カチオンの創製を機軸とする有機合成」   菅 誠治(京大院工)

最近我々は、低温下での電子移動反応により、炭素カチオンを不可逆的に発生・蓄積して利用する「カチオンプール法」を開発した。著しい反応活性を示すこれらの炭素カチオンは、炭素-炭素結合形成、不飽和結合種との環化反応、カチオンの還元により生成するラジカル種を利用する反応などの分子変換に利用可能である。講演では、本法とマイクロ化学を組み合わせることで可能となる新しい有機合成手法についても紹介する。

「機能性酸触媒による炭素−炭素結合生成反応の不斉触媒化」   寺田眞浩(東北大院理)

 演者はこれまで有機化合物の骨格構築である炭素−炭素結合生成反応の不斉触媒化の開発研究に取り組んできた。講演では、受賞の対象となった「キラルチタン錯体触媒による高エナンチオ選択的カルボニル−エン反応の開発」の中から活性種の構造解明と高活性チタン触媒の開発に至る経緯について焦点を絞り述べる。さらに東北大に赴任した後に展開している3中心4電子結合を介した活性化と題した二つのトピックス「典型元素を活性中心とするルイス酸様触媒の設計開発」ならびに「機能性Bronsrted酸触媒による高エナンチオ選択的炭素−炭素結合生成反応の開発」も併せて述べる。

「水を反応剤に用いる新規な位置および立体選択的反応」   徳永 信(北大触媒化研セ)

 加水分解反応および水和反応は、有機化合物に水を付加させるという最もシンプルな反応のひとつであり、重要な物質変換法である。演者らは、人工触媒では例がなかったエポキシドの立体選択的加水分解を開発し、さらに現在エステル類、エーテル類の反応へと展開している。また、末端アルキンの水和反応では従来困難と思われていた反Markovnikov型の付加反応を初めて実現した。これらの詳細を報告する。

「アルコール類の新しい酸化法」   松尾淳一(北里研究所)

 化学量論量の塩化スルフィンイミドイルを用いるアルコールの新しい酸化反応、および触媒量のスルフェンアミドの存在下、N-クロロスクシンイミドによってアルコールを効率的に酸化するという触媒的酸化法の開発について述べる。さらに、塩化スルフィンイミドイルを用いるケトンのワンポット脱水素化反応による?,?-不飽和ケトンの効率的な合成を含め、種々の脱水素による酸化反応に関しても述べる。

「ルテニウム触媒を用いる環化三量化反応」   山本芳彦(名大院工)

 反応分子の接近方向を効果的に制御するペンタメチルシクロペンタジエニル(Cp*)配位子を装着した二価有機ルテニウム錯体、 Cp*RuCl(cod) を触媒前駆体として用いた, 1,6-ジイン類と,アルケン、アルキン、ニトリル、イソシアネートなどの不飽和分子との[2 + 2 + 2]環化付加反応の展開について紹介する。

参加登録
申込方法(受付終了) 
a.HPからの申込み・・・右からお申し込み下さい。→→→ 申し込みのページへ(締め切りました)
b.メールでの申込み
@氏名、A性別、B年齢、C勤務先(所属)、D役職(学生の場合は学年)、E連絡先住所、
F電話・FAX番号、Ge-mailアドレス、H参加費、I送金方法をご記入の上、
メールにて下記アドレスにお申し込み下さい。

                     ○お申し込みの際は件名に「夏季大学参加申込」と必ず明記して下さい。
              *申し込みいただいた方には参加証を発送いたします。(7月上旬)


参加費   
企業関係50,000円、大学・官公庁35,000円、学生20,000円
        --要旨集、宿泊費、食事(朝2,昼1,夕1)を含む--


募集定員    150名


申込締切    6月18日(金)

送金方法  
現金書留、銀行振込(りそな銀行梅田北口支店 普通預金No.1185050 社団法人有機合成化学協会関西支部)、郵便振替(00970-8-159429 社団法人有機合成化学協会関西支部)のいずれかをご利用下さい。


ポスター発表
 --13日(火) 17:20〜19:00-- /一般募集
募集件数  50件

応募方法

@氏名、A勤務先(所属)、B役職(学生の場合は学年)、C連絡先住所、D電話・FAX番号、
Ee-mailアドレスをご記入の上、メールにて下記アドレスにお申し込み下さい。[6/1(火)〆切]

お申し込みの際は件名に「夏季大学ポスター発表申込」と必ず明記して下さい。

発表要旨  A4判1ページ、メール添付ファイルにてお送り下さい。[6/10(木)〆切]

ポスター賞
発表者の内、優秀な発表にはポスター賞を授与いたします。(3件程度)

申込先(要旨送付先) sockansai@kinka.or.jp (有機合成化学協会関西支部)

*ポスター発表者は参加登録ならびに参加費の払い込みが必要です。

広告の募集・・・夏季大学の講演要旨集に企業広告を掲載させていただきます。(A4判1ページ)
広告料   30,000円(白黒)、 50,000円(カラー)

申込方法
@氏名、A勤務先(所属)、B役職、C連絡先住所、D電話・FAX番号、Ee-mailアドレス
をご記入の上、下記連絡先にお申し込み下さい。[6/10(木)〆切]

広告原稿はメールもしくは郵送でお送り下さい。[6/10(木)〆切]

展示の募集・・・会場内に展示ブースを設け、商品等の展示を募集いたします。(約10件)
展示料   50,000円
展示対象  機器、書籍、ソフトなど
申込方法  下記連絡先にお問い合わせ下さい。


参加登録申し込み -----> 申し込みのページへ(締め切りました)


問い合わせ先
550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4 大阪科学技術センター6F
社団法人有機合成化学協会関西支部
TEL 06-6441-5531 FAX 06-6443-6685 e-mail sockansai@kinka.or.jp
有機合成化学協会HP http://wwwsoc.nii.ac.jp/ssocj/